今日は一日なにも予定が無かったので、
雨が止んでからチャリで散歩してきました。
途中で「藤沢輪業商会」というお店を発見。
店先には一般車が陳列されていましたが、
2階のショーウィンドウにはイタリア車っぽいランドナーが展示されています。
ちょっと寄ってみることにしました。
店に入ると、かなり奥行きがあって想像以上に広い。
店主のおじいさんとおばあさんが椅子に座ってお茶を飲んでいました。
私に気が付くといらっしゃいと快く迎えてくれました。
一般車の展示コーナーの奥にはスポーツ車の展示コーナー。
LOOKのカーボン、東叡社のランドナーなどがデッドストック状態でズラリと。
さらに奥にはリムの山。
ARAYA AEROやワーチャンGOLD、カンパのLAMBDA STRADAなどが新品状態でゴロゴロ。
その横のショーケースにはオールドDURA-ACE、TA、SUGINO、ゼウス、カンパ、
LOOK、サンツアー等のデッドストックレアパーツが大事そうに展示されています。
中でも驚いたのがチタン製のNITTO PEARLのステム&ドロップハンドル。
箱つきで保存されていて、世界でも50セットあるか無いかだそうです。
新品未使用となればさらに少ないでしょう。
なんでカメラ忘れたんやろ。。。。
私がパーツを眺めていると、ご主人が一つ一つ丁寧に説明してくれました。
10数年前からちょっとずつ集められているパーツ達だそうです。
サドルも新品のアリアケやKASIMAXなどが相場の60%ほどで売られていました。
いやー、いい穴場見つけた。
ご主人はTOEIのランドナーに乗っておられました。
ご主人曰く、10年前のパーツに比べて、現在のパーツは軽量化、機能性を追い求めすぎて、
「快適性」や「見た目の美しさ」というものが損なわれているということです。
確かに昔のパーツの殆どは手作業で製造されただけあって、造形が美しいものが多い。
それに比べ、今のパーツは大量生産で「硬い」ものばっかりだ、と仰ってました。
特にその傾向はホイール、リムに顕著だそう。
確かにカンパLAMBDAリムなんか、体重をちょっとかけただけでグニッと曲がりますもんね。
その「しなり」が快適な乗り心地を生み出しているわけです。
現在のメーカーから出てる完組ホイールは、硬めのリムにスポークテンションを
パッツンパッツンにして組んでいるから、スピードは出ても衝撃吸収性は
手組みホイールに劣る、ということです。
さらに最近のハブはシールドベアリングが多くて、自分でメンテナンスが出来ない。
どうしてもハブのコンディションをシールドベアリングに左右され、
故障が出た場合は、(シールドベアリングを外せるか外せないかによって変わりますが)
最悪ホイールごと交換ということになってしまう。
ご主人は興奮気味に(ツバ飛ばしながら)続けます。
曰く、最近ホイール組をしてくれる店が少なくなってきている、と。
ご主人は使い込まれた大きな鉄製の振れ取り台を見つめながら続けます。
ホイール組を出来ないということは、スポークを在庫していない。
スポークを在庫していないということは、スポークが折れたホイールを持ち込んでも、
「ホイール買い替えです」としか言えない。
ホイール組が出来れば、費用は2000円~で済むにも関わらず、
そういう技術を持ち、その技術を伝えていこうとする店が減ってきている、と。
うーん、考えさせられます。
もはや伝統工芸ですな。
今度シュパーブあたりのハブ買って組んで貰おうと決意しました。
ご主人はとても人当たりの良さそうな人なので、名古屋にお住まいの方は是非寄ってみて下さい。
西区の庄内川の近くにあります。
結局チェーン(CN-7900)とコネクティングピンを購入しました。
やっぱり薄歯に戻します。。。
コネクティングピンもバラ売りして頂ける良心的なお店です。
ご主人はショーケースを漁りまくってようやく取り出してましたが。
また来週あたり寄ってみようと思います。
帰ってチェーン交換。
コネクティングピンで繋げて。。。
繋げて。。。
。。。
節子!もといご主人!!これ10速用やない!!9速用や!!
まぁ安かったからいいか。。。
持っててよかったSM-CN79。製造中止になったクイックリンクです。
肉抜き仕様で軽量です。
強度が心配ですが、そんなスキッドガシガシやるわけじゃないので大丈夫でしょう。
ではでは。
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